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天照大御神
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=== 古事記 === 『古事記』においては、[[伊邪那岐命]](いざなぎのみこと)が[[伊邪那美命]](いざなみのみこと)の居る黄泉の国から生還し、黄泉の穢れを洗い流した際、左目を洗ったときに化生したとしている。このとき右目から生まれた[[月読命]](つくよみのみこと)、鼻から生まれた[[須佐之男命|建速須佐之男命]](たけはやすさのおのみこと)と共に、三貴子(みはしらのうずのみこ)と呼ばれる。このとき'''伊邪那岐命は天照大御神に高天原(たかあまのはら)を治めるように指示した'''(「神産み」を参照)<ref group="私注">「右目から月が生まれ、左目から太陽が生まれた」とは[[盤古]]神話と一致する。</ref>。 海原を委任された須佐之男命は、伊邪那美命のいる根の国に行きたいと言って泣き続けたため伊邪那岐命によって追放された。須佐之男命は根の国へ行く前に姉の天照大御神に会おうと高天原に上ったが、天照大御神は弟が高天原を奪いに来たものと思い、武装して待ち受けた。 須佐之男命は身の潔白を証明するために誓約をし、天照大御神の物実から五柱の男神、須佐之男命の物実から三柱の女神が生まれ、須佐之男命は勝利を宣言する<ref group="注釈">「我が心清く明し。故れ、我が生める子は、手弱女を得つ。」(『古事記』)</ref>(「アマテラスとスサノオの誓約」を参照)。 このとき天照大御神の物実から生まれ、天照大御神の子とされたのは、以下の五柱の神である<ref>日本書紀には6柱とする説もある</ref>。 * [[アメノオシホミミ|正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命]](まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと 天忍穂耳命) * [[アメノホヒ|天之菩卑能命]](あめのほひのみこと 天穂日命) * [[アマツヒコネ|天津日子根命]](あまつひこねのみこと 天津彦根命) * [[イクツヒコネ|活津日子根命]](いくつひこねのみこと 活津彦根命) * [[クマノクスビ|熊野久須毘命]](くまのくすびのみこと 熊野櫲樟日命) これで気を良くした須佐之男命は高天原で乱暴を働き、その結果天照大御神は[[岩戸神話|天岩戸]](あまのいわと)に隠れてしまった。世の中は闇になり、様々な禍が発生した。思金神(おもいかねのかみ)と天児屋命(あめのこやねのみこと)など八百万(やおよろず)の神々は天照大御神を岩戸から出す事に成功し、須佐之男命は高天原から追放された(「[[岩戸神話|天岩戸]]」を参照)。 大国主神(おおくにぬしかみ)の治めていた葦原中国(あしはらのなかつくに)を生んだのは親である岐美二神([[伊邪那美命]]と[[伊邪那岐命]])と考え、葦原中国の領有権を子の[[天忍穂耳命]](あめのおしほみみのみこと)に渡して降臨させることにし、天津神(あまつかみ)の使者達を大国主神の元へ次々と派遣した。最終的に武力によって葦原中国が平定され、いよいよ天忍穂耳命が降臨することになったが、その間に[[邇邇芸命]](ににぎのみこと)が生まれたので、孫に当たるニニギを降臨させた(「[[葦原中国平定]]」「[[天孫降臨]]」を参照)。その時八尺鏡を'''自身の代わりとして'''祀らせるため、降臨する神々に携えさせた<ref group="私注">「鏡」は日本の神社ではご神体として祀られることが多いが、中国神話では[[雷母]]の持ち物とされ、雷女神の象徴であり、雷光を発生させる道具であると考える。雷女神は、中国・日本の神話の中では、どちらかといえば下位の女神といえるが、太陽女神から別れて地位が低下した女神と思われ、元々は太陽女神が天候神としての性質も備えていて、雷鏡を所有していたと思われる。天照大御神が天候神であり、雷を発生させる能力がある、と考えられていたことが分かる。</ref>。
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