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オーストロネシア語族
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== 拡散史の語彙統計学の研究 == オークランド大学の R. D. Gray らのグループは語彙統計学の方法を用い、オーストロネシア語族の400言語の系統関係を推定しサイエンス誌に発表した<ref>R. D. Gray et al. Language Phylogenies Reveal Expansion Pulses and Pauses in Pacific Settlement. Science 23 January 2009: Vol. 323. no. 5913, pp. 479 - 483[http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/323/5913/479]</ref>。それによると、言語学的に推測されていた<'''台湾→フィリピン→インドネシア付近→メラネシア→ポリネシア'''>という分岐経路を支持する結果が得られた。また考古学の成果などに基づいて分岐年代を見積もったところ、 *オーストロネシア祖語は台湾に存在した。約5200年前に一部が台湾を後にして南方に向かった。台湾に残ったグループは台湾諸語となった *フィリピンでの分岐前の段階(4千年ほど前)で数百年間の分岐停滞があった *その後フィリピン、インドネシアからマダガスカルや西ポリネシアに至る様々な言語が次々に分岐した *東ポリネシアでの分岐前の段階(2千年ほど前)でまた数百年間の分岐停滞があった と推定された。2回の停滞期は広い海洋(台湾→フィリピン、西ポリネシア→東ポリネシア)を渡って移住するために技術(アウトリガーカヌー・ダブルカヌーや航海術)および社会の面で変革が必要であったことを示唆する。さらに同誌同号にはこの地域の人々の持つピロリ菌(家族など親密な人の間でのみ伝染するとされる)の遺伝学的比較も発表された<ref>Y. Moodley et al. The Peopling of the Pacific from a Bacterial Perspective. Science 23 January 2009: Vol. 323. no. 5913, pp. 527 - 530[http://www.sciencemag.org/cgi/content/abstract/323/5913/527]</ref>。これは上の推定とよく一致し、実際にそのような人間の移住があった傍証と見られる。
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